日比谷というポテンシャル!“東京ミッドタウン日比谷”開業迫る

東京ミッドタウン日比谷の外観

東京・日比谷にオープンする大型複合施設「東京ミッドタウン日比谷」。地下1階地上7階までの商業エリアには都内最大級の映画館TOHOシネマズを始め60店舗が出店。6階には皇居外苑や日比谷公園の緑と連続する1000平米の空中庭園「パークビューガーデン」は将来ビアガーデンも可能そう、また開業30周年を迎えた日比谷シャンテもリニューアルしミシュラン獲得の香港点心専門店「添好運(ティム・ホー・ワン)」が日本初出店。

「みんなのビアガーデン部」編集部も2018年3月29日のオープンに先立つプレスデーに参加してきました。銀座・有楽町・日比谷・日本橋エリアのビアガーデン情報はこちら。

東京ミッドタウン日比谷の概要

東京ミッドタウン日比谷を手がける三井不動産はCOREDOシリーズの日本橋再生計画など歴史と文化を受け継ぎながらオフィス、商業施設、住宅、ホテルなど様々な機能をハード・ソフト両面から進化させる都市開発を行ってきました。

東京ミッドタウン日比谷の外観

2018年3月29日に開業する「東京ミッドタウン日比谷」は地上35階、地下4階のオフィス・商業などから構成される大規模複合施設。

オフィスフロアは9・10階のロビー階から11〜34階に位置。ベンチャーやNPO、大手企業の新規事業担当者などビジネスと社会課題の解決を目指す人々の交流拠点地上6階の「BASE Q」を開設。商業フロアの地下1階〜地上7階には日比谷公園のビューを活かしたレストラン群、ライフスタイルショップ、都内最大級のTOHOシネマズなど全60店舗が出店します。

東京ミッドタウン日比谷の正面入口

日本の近代化、エンターテイメントの中心地、ビジネス街など「日比谷」の様々な顔

日比谷エリアでは“ビジネス・芸術文化・自然環境が融合した街づくり”を通じて「国際ビジネス・芸術文化都市」を目指しています。その豊かな周辺環境を歴史とともに振り返ってみましょう。

日本の近代化をリードした「日比谷」

明治維新以来日比谷は日本の近代化と共に歩んできました。鹿鳴館や東洋随一の高級ホテルと謳われた帝国ホテル、日本で最初の洋風近代公園である日比谷公園。日本館西洋館など三井家の迎賓施設もありました。

▼東京ミッドタウン日比谷のテラス席から日比谷公園を望む
東京ミッドタウン日比谷から日比谷公園を望む

日本のエンターテイメントの中心地「日比谷」

東京で唯一の音楽ホールだった「日比谷公会堂」、「東京宝塚劇場」「日比谷映画劇場」「有楽座」、第二次大戦後は「芸術座」や「みゆき座」、「日比谷スカラ座」「日生劇場」などなど日本のエンターテイメントの中心地として発展してきました。

▼日比谷公園の芝生広場から日比谷公会堂を望む
日比谷公園から日比谷公会堂を望む

大企業の本社が集まる「日比谷」

昭和に入ると「三信ビルディング」「日比谷三井ビルディング」「日比谷電電ビル(現在のNTT日比谷ビル)」、現在も残る東京電力本社など大企業の本社が集まりました。

老朽化のため2007年に閉館した「三信ビルディング」、2011年に閉館した「日比谷三井ビルディング」、この2つの建物の跡地と千代田区有地を合わせた場所が「東京ミッドタウン日比谷」となっています。

大手町・丸の内、霞が関、銀座、虎ノ門・新橋に囲まれた「日比谷」というポテンシャル

歴史と文化の他に日比谷のまちづくりで重要なのが交通。東京を代表するビジネス拠点大手町・丸の内、官庁街の霞が関、開発が進む虎ノ門エリアに囲まれています。また海外を含め多くの観光客が訪れる銀座から徒歩圏、日比谷公園と皇居外苑の広大な緑地と隣接しているのは大きなメリットです。

“ダンシングタワー”がコンセプトの柔らかなファサード

日比谷公園の緑との連続性や展望を活かすランドスケープ、施設計画を前提にカーブを描く壁面で柔らかな印象を演出。かつて日比谷にあった鹿鳴館のダンスのイメージからインスピレーションを受けています。

東京ミッドタウン日比谷のファサード

 

裾の広い階段が特徴の「ステップ広場」。鹿鳴館のダンスから着想を得たドレスの裾を模しています。ミッドタウン日比谷前の広場で行われる催し物を観る観客席にもなります。
日比谷ステップ広場

都市と公園の融合を目指し、日比谷公園と同種の樹木を採用したり一体化した植栽を実現。周辺道路も積極的に緑化しています。
東京ミッドタウン日比谷のパークビューガーデン

各階に日比谷公園と面したテラスを設けレストラン・カフェが使っています。
東京ミッドタウン日比谷

日比谷エリア一帯の再開発

開業から30年を迎える日比谷シャンテも過去最大級のリニューアルを実施、国産野菜はもちろんさらに厳選した素材でメニューを展開する長崎ちゃんぽんの「リンガーハット トウキョウ プレミアム」、キハチ カフェ、女性向けの提案型セレクトショップ「HMV&BOOKS 日比谷コテージ」、別館1階の路面店にミシュラン獲得の点心専門店「添好運(ティム・ホー・ワン)」が入りました。

日比谷シャンテ

日比谷シャンテ前「合歓の広場」(ねむのひろば)にあったゴジラ像はシン・ゴジラをベースにした新ゴジラ像に置き換えられ、広場の名前も「日比谷ゴジラスクエア」に変更。旧ゴジラ像は東京ミッドタウン日比谷のTOHOシネマズ入り口に移設されています。
日比谷シン・ゴジラ像