人気店研究第十一回:100年ぶりの開催?!大丸京都のビアガーデン

大丸京都ビアガーデン2018

昨年100年ぶりにビアガーデンを開催した大丸京都を人気店研究の第十一回で取り上げます。老舗でも30-50年くらいの所が多い中100年ぶりのビアガーデンとは京都のスケールは大きいですね。ブームを踏まえてオープンしているので中身も新しい可能性があります。人気店というより注目店ということで大丸京都店「大丸 ビアガーデン KYOTO」に迫ります。クラフトビール飲み放題でも4000円を切る価格競争力のある飲み放題付き。

大丸京都のビアガーデン復活の経緯

昨年のビアガーデン復活は大丸京都創業300周年プロジェクトということで大丸京都店の創業は徳川吉宗が将軍だった江戸時代に遡ります。明治時代の娯楽場・大丸ガーデンについては手元に資料がないですがビアガーデンとしては10年ぶり以上となる営業であったようです。30年ぶりという情報もありましたが遡れませんでした。ともあれ10年ぶりともなると全く新しいビアガーデンと言ってよいでしょう。

同店では、ビアガーデンの歴史は古く、ビアガーデンの原形となる「大丸ガーデン」がおこなわれたのは今から100年以上前の明治43年。当時、現在の大丸京都店が建つ場所は建設予定地として空き地になっており、その場所で西洋料理や冷たい飲み物を提供、浴衣や化粧品などをひと夏限定で販売し、ローラースケート場まであり、大盛況だったとのこと。
京都大丸ビアガーデン、30数年ぶり復活 | ニュース | Lmaga.jp

▼当時のチラシ
大丸ガーデン

MEMO

大丸京都創業300周年プロジェクト

大丸京都創業300周年プロジェクトとして2017年5月26日~9月24日までの約4ヶ月の期間限定で、「大丸 ビアガーデン KYOTO」を8階屋上みどりの広場にて開催。100余年昔、大丸京都店には、京のご婦人たちが夕涼みがてら繰り出し、連日超満員が続いたという娯楽場・大丸ガーデンがオープンしていました。その賑わいを屋上に復活させる”大丸ガーデン復活プロジェクト”です。

大丸京都のビアガーデンが登場する記事

都市公園の再生事例として注目されている大阪・天王寺公園の芝生広場「てんしば」。てんしばに出店するレストラン「ソライロキッチンてんしば」も大丸京都のビアガーデンを手がけるイコン社の運営です。

「みんなのビアガーデン部」の京都のビアガーデン一覧にも掲載されています。昨年暑かった関西は大阪のビアガーデンとともに盛況でした。

2018年の開催概要

■店名:大丸ビアガーデンKYOTO
■開催場所:大丸京都店屋上
■開催期間:5月22日(火)~9月24日(月・振休)※雨天中止 ※8/16(木)は営業いたしません。
■営業時間:17時~22時(ラストオーダー21時30分)※土・日・祝日は16時から営業
■席数:220席(全席テーブル 4人掛・2人掛)

今年のテーマ

久しぶりの復活ということで昨年と比べてみましょう。

2017年のコンセプト「大人が集えるリビングダイニング」
“古き良き京都の伝統×京都の新しい魅力の発信”ということで席から芝生を眺めることができ、芝生の上で飲食できる席、京都茶屋席を用意。京都BBQセット&地産ビュッフェで4200円、クラフトビールプランが京都BBQセット&地産ビュッフェ(クラフトビール飲み放題込み)が4500円で京都クラフトビールをビアガーデン初の飲み放題でお楽しみいただけます。さらには京都の酒蔵と提携した厳選日本酒や日本酒モヒート、日本酒スパークリングなど女性にうれしいメニューもご用意しました。

2018年はBBQを進化せた「和~べきゅう」が登場
“昨年人気だったBBQをさらに進化させ、最後のしめにもこだわった『和~べきゅう』をご用意いたします。また、ビュッフェにはおばんざいなど女性が嬉しいメニューも揃います。”ということで全コース「和~べきゅう」+食べ放題のビュッフェになっています。スタンダードプランで4300円、クラフトビールプランが4700円です。

「和~べきゅう」が何か、ですがBBQのしめが京風焼うどんになっているようです。
・牛肉 赤身
・牛肉 中落カルビ
・豚バラ肉
・若鶏モモ肉
・〆の京風焼うどん

飲み放題になるクラフトビールの銘柄は以下。後発のビアガーデンだけあってこれが飲めるよ!とアピールしています。
黄桜J-CRAFTルビーエール京都伏見/J-CRAFT香爽のフルーティホワイト/ベアードブルーイング黄金IPA

MEMO

各店工夫を凝らす今年のテーマ・変更点
毎年営業している大型ビアガーデンでは開催前にプレスリリースを出しますが、営業期間が変わるだけだと新味がないので「今年のテーマ」を設定して料理のジャンルを変えたり目玉のメニューを出すなど新しい趣向を加えてきます。「去年との違い」に注目するとビアガーデンをより楽しめるはず。

立地・アクセス・会場

大丸京都は京都駅から烏丸線1本で10分ほど、四条烏丸の交差点にあります。

ビアガーデン会場と席の種類

大丸京都屋上の芝生広場が会場です。天然芝が敷かれています。
https://www.instagram.com/p/BgawGSMlvh1/

席はこんな感じ。日陰の席はないので公式サイトから帽子持参が推奨されています。
https://www.instagram.com/p/BWNKGg0j4D9/

大丸ビアガーデンKYOTOの料金体系と割引制度

BBQ+ビュッフェ+飲み放題で4300円〜

【スタンダードプラン】和~べきゅうセット&ビュッフェ≪飲み放題込≫120分4300円
■和~べきゅうセット
・牛肉 赤身
・牛肉 中落カルビ
・豚バラ肉
・若鶏モモ肉
・〆の京風焼うどん

■スタンダードビュッフェ■
仕入れ状況に応じて15~20種類をご提供致します。
≪和~べきゅう用≫
かぼちゃ/茄子/キャベツ/とうもろこし/ピーマン/しめじ/ブロッコリー/ソーセージ/ハンバーグ/チーズフォンデュ/
スープパスタ/カレー/焼きそば/トマトpizza/海鮮串/焼き鳥/鮭バター/茶そば/カスタムホットドック/焼きおにぎり

≪サラダ≫
じゃこと大根のサラダ/シーザーサラダ/ポテトサラダ

≪定番≫
パリパリ春巻き/ポテトフライ/若鶏の唐揚げ/和風唐揚げ/メンチカツ/イカリング/揚げたこ焼き

≪京のおばんざい≫
※京のおばんざいを日替わりで8種
ごぼう金平/蓮根金平/金時人参入りなます/九条ねぎのてっぱい/京うの花/たたきごぼう/切干大根煮/
小松菜のおひたし/肉じゃが/オクラとオカカの和え物/イカと里芋の煮物/きのこのおぼろ和え

ビールはアサヒ スーパードライ。

【クラフトビアプラン】和~べきゅうセット&ビュッフェ≪飲み放題込≫120分4700円
【スタンダードプラン】のスーパードライがドライプレミアム豊醸になるのに加えて下記の京都のクラフトビール、京都地酒、地酒カクテルなど90種類飲み放題。

京都クラフトビール
黄桜J-CRAFTルビーエール京都伏見/J-CRAFT香爽のフルーティホワイト/ベアードブルーイング黄金IPA

ビアカクテル
京都抹茶ビア/夜桜ビア/青空ビア/ゆずビア/京カラメルビア/ハーブ香るビア

京都地酒
玉乃光/黄桜/英勲/神聖/美しい鴨川/富扇/松竹梅

京都酒蔵カクテル
京都日本酒サングリア/京都日本酒モヒート/京都日本酒スパークリング/京都日本酒サングリアスパークリング/京都柚子酒(ロック/ソーダ―割)

割引制度

hotpepperのクーポン利用で20:30スタートの遅割だとスタンダードプランが3000円、クラフトビールプランが3400円。クラフトビールは普通700円〜1000円するでしょうから飲む人ならすぐ元が取れるお得なプランです。

また6月の土日祝は12〜15時に90分の完全予約制BBQを実施、飲み放題も付いて3000円とコスパ良し。

■ファミリーバーベキューセット
・牛肉 赤身
・若鶏モモ肉
・ソーセージ
・レンコン
・とうもろこし
・玉ねぎ
・ポテトフライ
・〆の焼きそば

予約方法とキャンセルポリシー

公式サイトからネット予約または電話予約を受け付けています。当日16時まで予約を受け付けているのは珍しいですね。

予約前日の16時以降のキャンセル及び人数変更は100%の料金が発生します。変更・キャンセルは必ず事前に連絡しましょう。

雨天時の営業

天候不良の場合は営業しません。15時の段階で営業中止の判断し公式サイトで営業中止の案内をします。また電話番号にSMSまたはお電話で連絡が来ます。

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留意事項
掲載内容の正確さには注意を払っていますが掲載時点のものであり、また利用条件の制約がある割引もあります。公式サイトで最新情報も確認の上ご利用ください。