日本最大!!さっぽろ大通ビアガーデンの基礎数値(2017年来場者、ビール消費量)

さっぽろ大通ビアガーデン

札幌の大通公園を6ブロックに渡って使用する「さっぽろ大通ビアガーデン」は総席数13000と日本最大のビアガーデン。今年の夏は訪問機会がありそうなので下調べを兼ねてさっぽろ大通ビアガーデンの規模や来場者、ビール消費量などの基礎数値を見ていきます。2017年は天候不順もあり前年比87%程度でしたが100万人を動員、中ジョッキ79万杯相当のビールが消費されました。

さっぽろ大通ビアガーデン2017年開催概要

さっぽろ大通ビアガーデンは盆踊りなどを行う「さっぽろ夏祭り」の一環として開催。大通公園(5丁目〜11丁目)にサントリー・アサヒビール・キリン・サッポロビールの国内4大メーカーが揃って出店、その他世界のビール広場、札幌ドイツ村など6つのブロックごとに運営・テーマが異なるビアガーデンがオープンします。席数は13000席に及び国内最大のビアガーデンです。2017年から全面禁煙になりました。

■正式名称 「福祉協賛 さっぽろ大通ビアガーデン」
■開催期間 2017年7月20日(木)〜8月15日(火)
■営業時間 12:00〜21:00(一部の会場を除く)
■会場 大通公園5丁目~8丁目、10丁目、11丁目

札幌大通りビアガーデン会場風景

MEMO

さっぽろ大通ビアガーデン」の“福祉協賛”って?
第6回(1959年)以降収益金の一部を福祉団体に寄付する福祉目的として続いています。

札幌のビアガーデン一覧はこちら。

ビアガーデンはどのくらいから大規模?

総席数13000が日本最大であることは間違いありませんが他にも国内最大級を謳うビアガーデンがあります。例えば日比谷公園のヒビヤガーデンは2000席、名古屋県豊田市の「ザ・プレミアムガーデン豊田」は1300席で“国内最大級”とアピールしていますが札幌の数分の一と違和感があります。どのくらいからが大規模、最大級と言えるか調べてみました。

みんなのビアガーデン部には 100席以上ある大型ビアガーデンというページがありますが100席クラスは全国900件中124件もあり数百席〜が良かったかなと思っています。大型なビアガーデンで思いつくものを列挙してみました。大都市では400〜500席から大型ビアガーデン、東京最大級は神宮外苑の森のビアガーデン1000席、800席の高尾山ビアマウント。

結論:日本のビアガーデンではさっぽろ大通りビアガーデンが桁違いの規模で1000席以上は国内数店のみ、ヒビヤガーデンも十分日本最大級であることがわかりました。さっぽろ大通りビアガーデンでは1社で2500席の大テントを出すビールメーカーもあります。土地の広さの違いもあると思いますが札幌は他にも700席のラフィラ屋上、札幌駅南口広場の730席と他のエリアであれば地域最大級のビアガーデンがあります。

【2017年】第64回さっぽろ夏まつりの基礎数値

主催が札幌観光協会内のさっぽろ夏まつり実行委員会ということで公共的な性格もあり2017年の報告書(※ファイル名が第48回となっているが第64回が正しい)が出ています。

第64回さっぽろ夏まつり「福祉協賛さっぽろ大通ビアガーデン」は7月20日(木)〜8月15日(火)までの27日間開催されました。100万人の動員、中ジョッキ79万杯相当のビールが消費されました。

■観客数:1043000人(前回比87.6%)
■ビール消費量:393613リットル(前回比87.6%)、中ジョッキ(500ml)で787226杯分
※ノンアルコールビール・焼酎・カクテル・ワインなどは含まない
■気象条件:真夏日0日(前回7日)、25度未満6日(前回1日)、雨天7日(前回7日)
■総括:会期中の雨は前回と同じだが8/9〜13日に連続降雨で繁忙期のお盆が使えなかったり真夏日が少なく25度以下の日が多いという気象条件の影響が前回を下回った理由としています。

おもてなしシート予約結果

さっぽろ大通ビアガーデン開催時期は夏休みやお盆時期にあたり観光や帰省で札幌を訪れる方が増える時期です。移動時間や観光であちこち周りたい観光客にとってビアガーデンの席取りはなかなか困難。そこで5年前から観光客向けの「おもてなシート」を設けています。提携ホテル経由で観光客向けの予約席を設けるものです。

■シート設定会場、シート数
・7丁目「キリン 一番搾り ビアガーデン」 18席(前回同様)
・8丁目「THE サッポロビヤガーデン」 30席(前回同様)
・10丁目「世界のビール広場」 30席(前回同様)

■総予約者数
720人(前回648人)

各日78席に対して720人/27日=一日27人ということで満席ではないようです。提携ホテルに泊まればまず予約できそうな数字ですね。